五木寛之
P.16
私は24時間中24時間、サッカーのために生きてきた
P.35
どんなに能力が向上したとしても、他のチームがそれ以上に強くなっていたら、それはレベルアップしたことにはならない。真のレベルアップは、強いチームどうしがより強くなろうと競い合ったときに初めて可能となる。
それは監督としての私の考え方でもあった。私はチームが勝っているときほど、厳しい目と断固たる態度が必要だと思っている。好成績に満足して立ち止まることなく、常にチームの向上を目指すのが監督の仕事だと思っているのだ。
P.47
私はチームの利益になることをチームの皆が受け入れることで、選手個人個人の価値も強化されることを証明しようとした。自分がチームのためにしたことが、やがて何倍にもなって自分にはね返ってくるのだ、ということを選手たちに示そうとした。
P.146
今すぐにできることがあるとすれば、それはただひとつ。試合のなかでいかに積極的なプレーを展開していくかにかかっているといっていい。見る者に興奮と喜びを与えられるようなサッカーができるかどうかだ。