みつはしちかこ
―あなたの歩く道ばたの―
あなたの歩く
道ばたの
わたしは小さな
花になりたい
まいにち
まいにち
あなたの足音を
たのしみに
いっしょうけんめい
咲いていたい
………いつの日か
あなたが
わたしに気づき
たちどまって
摘みあげてくれる
その日まで
わたしは小さな
名もない花で
いたい
―ひとりぼっちはさみしいけれど―
ひとりぼっちはさみしいけれど
ときどきゆらゆら
たのしくなるの
野道のはずれの
花のように
風といっしょに踊ったり
―ひたすらあのヒトを―
ひたすら
あのヒトを待つわたしと
ひたすら
春を待つ木と
今日
北風の中で
ほんの少し通じ合った